プラグインを使いこなそう

「イコライザー(EQ)」について詳しくなろう!

こんにちは!テトラです!

今回は「イコライザーについて詳しくなろう!」というテーマで記事を書かせていただきます。

イコライザーを皆さんは使ったことがありますか?

イコライザーという言葉を聞いたことありますか?

DTMをしていると必ず耳にする言葉です。

この記事でしっかりイコライザーの知識をつけましょう!

イコライザーとは?

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イコライザーとは、人によっては「EQ(イーキュー)」などと言われたりします。

ギターやベースを演奏している方でしたらアンプやエフェクターなどにロー、ミドル、ハイなどというつまみがついていたりしますね!

その周波数、帯域を調整していくことができるものは「イコライザー」です。

テトラ
テトラ
「EQ」とはイコライザーの略です。

そのイコライザーを使うことで、自分好みの音を作ることができます。

各帯域のイメージを知ろう

イコライザーを使う際に数字をみて帯域を調整します。

ざっくりでもいいので各帯域のイメージを持ちましょう!

各帯域を示す数値

人間が聞こえる周波数

人間が聞くことができる周波数は20hzから20000hzの間であると言われています。

なのでこの間以外の帯域はカットしましょう!

低音域

低音域は200hz以下のことをさします。

この低音域というのは音の存在感や音圧間に影響されます。

ベースやバスドラなどが主な低域を出す楽器です。

中音域

中音域は200hzから3000hzのことをさします。

この帯域は音の個性が表現されます。

高音域や低音域に比べ聞き取りやすい帯域のため耳に残りやすいです。

この帯域はいろんな音と被りやすいため、細かな調節が必要になってきます。

高音域

高音域は3000hz以上のことをさします。

高音域は音の抜けを持たせることができます。

この帯域を上げることで音が前に出てきます。

帯域まとめ

  • 人間が聞くことができる周波数=20hzから20000hzの間
  • 低音域=200hz以下
  • 中音域=200hzから3000hz
  • 高音域=3000hz以上

各つまみの効果

キャッチ画像

フリーケンシー

フリーケンシーとは、どの帯域を調整したいのか選択するものです。

つまみをいじって調節するものや、アナライザーがついていて画面上で調整したいところに直接持ってくることができるタイプもあります。

ゲイン

ゲインは、フリーケンシーで設定した音域をどれくらい上げるのか、下げるのかを調整できるものです。

アナライザーがついているタイプのイコライザーだと、どれくらい上げたのか、どれくらい下げたのかが目で見て分かるので便利です。

Q

Qでは、ゲインで設定した音域の幅を広げたり、狭めたりすることができます。

主に不要な音域を探す際には、Qを狭めて不要な帯域を探すのに使用されます。

幅を狭めることでピンポイントで調節することが可能になります。

こんな設定がよく使われる

ピーク/ベル

ピーク/ベルとはイコライザー を使用していく上で一番使用頻度の多い設定です。

不要な帯域をカットする際に使用されます。

  1. Qで幅を狭める
  2. ゲインを上げる(多めに上げるが上げすぎない)
  3. フリーケンシーで不要な帯域が鳴っているところを探す
  4. ゲインを下げてカットする(下げすぎない)

シェルフ

低音や高音で広範囲に帯域を上げたり、下げたりする際に使用します。

  1. フリーケンシーで調整したい場所を選択する
  2. Qで幅を広げる
  3. ゲインで選択した帯域を調整する

ローカット(ハイパス)

低音をカットする際に使用されます。

不要な低音はローカットを使用してカットしていきます。

  1. フリーケンシーでカットしたい低音を選択する
  2. Qやoct/dbでカットする角度を設定する
  3. ゲインでカットを開始した部分の調整

ハイカット(ローパス)

耳障りな高音をカットする時に使用されます。

ディエッサーの代わりに使用することもあります。

  1. フリーケンシーでカットしたい高音を選択する
  2. Qやoct/dbでカットする角度を設定する
  3. ゲインでカットを開始した部分の調整

リバーブにイコライザー

リバーブにイコライザーをかけてリバーブ音の調節します。

低音をローカットし目立ちすぎてしまっている低音のリバーブ感を少なくします。

ローカットと同じ設定方法です。

  1. フリーケンシーで200hz以下の低音を選択する
  2. Qやoct/dbでカットする角度を設定する
  3. ゲインでカットを開始した部分の調整

こんな時にイコライザーを使おう!

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音の補正

不要な帯域を削る

どんなボーカルや楽器にも不要な帯域が存在します。

いらない帯域は削ってしまいましょう!

設定方法は「ピーク/ベル」で紹介した通りです!

わざとQを狭めて帯域を上げ、上げた状態で不要な帯域がなっているところを見つけます。

ノイズのような耳障りな感じの音がきっとあると思います。

見つけることができたらその帯域を下げていきます。

1つ見つけたら他には無いか探してみよう!

テトラ
テトラ
僕は音によるけど大体、6dBくらい下げることが多いかなぁ

もう1つ、「超低域」もカットしましょう。

超低域とは人間に耳には聞こえないような20hzから30hz以下の帯域をいいます。

ここをカットしないと、最後音圧を上げる際に目立ってしまいます。

各パートのバランスをとる

各パートのバランスをとるには全体の音を聞きながら帯域のバランスをとります。

例えば、ツーミックスなどでオフボーカルの音源の中域がいろんな楽器で埋まっているとします。

そこにボーカルをただ合わせるだけだと、ボーカルの中域が音源に埋まってしまいます。

そこでオフボーカルの音源にイコライザーをかけて中域を下げていきます。

すると先ほどまで埋もれていたボーカルの中域が前に出てきます。

このような感じでツーミックスの場合じゃなくても埋もれてしまっている帯域を探していき、イコライザーで調整します。

各音源の中で一番重要な音になってくるのは、アナライザーなどを使った時に飛び抜けて帯域が上がっているところである場合が多いのでそこを意識して調節します。

そこを調整すると一番効果が出てきます。

テトラ
テトラ
ポイントは他の音に帯域を譲っていく感じです!

音の距離感

音に距離感を出すためにもイコライザーが使えます。

高音部分を多めにカットして見ると音が後ろのほうで鳴っているような感じになります。

逆に、高音部分を上げると音が前に出てきます。

音作り

全体の音作り

イコライザーを音作りに使用してみましょう!

まずは、どんな音を作りたいのかイメージしてください。

そのイメージに近づけるようにイコライザーを使い音作りをし音に個性を持たせます。

ですがどの帯域も上げすぎや下げすぎには注意して音作りをしましょう。

帯域を調整する際に存在しない帯域をいくら操作しても変化はありません。

ここで注意をしなくてはいけないのは、全体で聞いた時の音を自分の好みの音にするということです。

音作りをしたい音を単体で聞きながらイコライザーをいじっていくと、全体と合わせた時に帯域が他の音と被っていて埋もれてしまったりと、思っていた音と違っていてしまうことがあります。

イコライザーをつかえるようになるとついやってしまうことがこれです。

単体で聞きながら音作りをしていくことももちろんありますが、一番大切なのは、その音単体ではなく全体と合わせた時の音です。

全体で聞いた時に良い音でも単体で聞いた時には音がなんか軽いなんとこともあります。

テトラ
テトラ
全体で聞いてみてそれで良ければ良しだね!

ギターの音作り

もちろん人それぞれ好みの音作りがありますが、ここでは定番の「ドンシャリサウンド」について紹介します。

ドンシャリサウンドとは、中域を抑えたサウンドです。

中域を抑えた後に物足りなかったら低域や高域を上げていきます。

ですが、上げ過ぎには注意しましょう!

テトラ
テトラ
ドン=低音域、シャリ=高音域を表しているよ

ベースの音作り

ベースと言ったら低域です。

ベースの主な帯域は「100hz付近」です。

できれば他のパートでこの帯域が出ていたら、少し抑えてベースに帯域を譲りましょう!

ベースの800hz付近を上げてみると音が前に出てくるので曲によってこの帯域を挙げてみてもいいと思います。

テトラ
テトラ
どの帯域もその楽器らしさが失われない程度に調節してみましょう!

僕のおすすめイコライザー

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僕がおすすめするイコライザーはfabfilterのPRO-Q3です。

僕のおすすめというより、多くのプロの方もおすすめするプラグインです。

初心者の方でもわかりやすく使える便利な機能がたくさんついています。

初心者の方からプロの方まで幅広く使用できるイコライザーのプラグインです。

少し値段は高いですが、値段以上の価値があります。

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まとめ

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今回はDTMを行っていく上で必ずと言っていいほど使用される「イコライザー 」について書かせていただきました。

周波数などいう言葉が出てきて「難しそう」と思っていた方もいたと思います。

ですがこの記事を読んでくださった方なら分かるとおり、そこまで難しい作業ではありません。

是非実際にイコライザーを使用して効果を確かめてみてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!