こんにちは!テトラです!
今回は「ディレイについて詳しくなろう!」というテーマで記事を書かせていただきます。
皆さんはディレイを知っていますか?
どんな楽器にも使うことのできる万能エフェクターで使い勝手の良いものです。
そんなエフェクターを使いこなせればDTMテクニックも大幅に上達するでしょう!
この記事を読んでしっかりディレイの知識をつけましょう!
ディレイとは?
ディレイとは、どんな楽器にも使うことのできる万能な空間系エフェクターです。
ディレイをかけることによって、原音に遅れた音を加え、音の存在感を与えることができ、音の広がりを持たせることができます。
よく「リバーブ 」と「ディレイ」の違いはわかりにくいかもしれませんが、リバーブは残響音を全体でぼやかし音に広がりを持たせるのに対して、ディレイは原音に新たに遅れた音を加えて音に広がりを持たせます。
ディレイのかけ方
基本的にエフェクトの掛け方には「インサート」と「センド」の2種類あります。
ディレイは空間系のエフェクターということで「センド」にかけていきます。
各パラメーターについてはこの後紹介いたしますが、そこで出てくる「MIX」というつまみをセンドでかける時は原音とかぶらないようにDRY=0、WET=100で振り切っておきましょう!
各パラメーターの効果について
ここからは各パラメーターの効果について紹介していきます。
ディレイ(ディレイタイム)
ディレイとは、顔音に対してどれくらい遅れた音を加えるのかを設定するものです。
ディレイタイムには大きく分けて「ショートディレイ」「ミディアムディレイ」「ロングディレイ」の3つの種類に分けられます。
ショートディレイ
ディレイタイムが10msec〜50msecくらいをショートディレイと呼びます。
残像が早くなり、金属的な響きが出てきます。
ショートディレイでフィードバックを1回にし、ミックスレベルを多めにするとダブリングのような効果が出ます。
ミディアムディレイ
ディレイタイムが200msec〜350msecのことをミディアムディレイと呼びます。
言葉の通りショートディレイより遅れが少し大きくなります。
ロングディレイ
ディレイタイムがmsec〜50msecくらいをロングディレイと呼びます。
遅れが遅くなり山彦のようになります。
フィードバック
フィードバックでは、ディレイ音(遅れた音)が繰り返される回数を調整します。
数値が大きくなればなるほど繰り返しが多くなり、数字の値が100になると繰り返される音が終わりません。
逆に数値が0になると繰り返しは1回になります。
フィルター
フィルターでは、ディレイの音を変化させます。
リアルな音になるように少し音を劣化させたりし、不自然さを減らします。
音を変化させるため、イコライザーのようにローカットやハイカットをしたりします。
MIX(ドライ/ウェット)
MIX(ドライ/ウェット)では、原音とディレイ音のバランスを整えるます。
ディレイのかけ方で紹介した通り、センドでかける時は原音とかぶらないようにDRY=0、WET=100で振り切ります。
ピンポンディレイ
ピンポンディレイでは、ディレイを左右に動かします。
左右への広がりを持つことによりステレオ感を与えることができます。
ディレイを使ってみよう
ここまでを踏まえてディレイを使ったテクニックなどを紹介します。
このテクニックを使いこなしましょう!
音の隙間時間を埋める
音と音の隙間を埋まることで聞いている人を退屈させないようにします。
その際には、次の音にディレイ音が被りすぎないようにします。
テンポディレイ
テンポディレイでは、曲のテンポに合わせてディレイ音を繰り返します。
曲に奥行きをつけたいと言う時に使ってみましょう!
音符が長ければ長いほどディレイ音の存在感が増します。
4分音符や8分音符で繰り返させることが多いです。
楽器ごとの送る量を調節していくことで曲に馴染ませます。
リードシンセやアルペジオにかけてみる
どんな楽器にを使えるディレイですが特に、リードシンセやアルペジオにかけると効果的です。
ディレイ音がなることにより音を太く感じさせることができます。
リバーブと一緒にディレイをかける
リバーブと一緒にディレイをかけることで音にさらに立体感を与えられます。
特に決まりはありませんが、ディレイをかけた後にリバーブをかけるのが効果的だと思います。
僕のおすすめのディレイ
僕がおすすめするディレイは、Wavesが出している「H-Delay」と「SuperTap」です。
「H-Delay」はとてもシンプルな作りになっていてとても使いやすいと思います。
多くの方が使っているような定番ディレイです。
「SuperTap」はマルチタップディレイと呼ばれるディレイです。
特に音の広がりを持たせたい時に便利なエフェクターで、扱いが難しそうですが、Panグラフィックがついていて数値だけでなく目でも確認しながら音の調節ができます。
こちの2つはWavesが出すバンドル、WavesGoldやWavesHorizonなどに両方付属されています。
まとめ
今回はどんな楽器にも使用できる万能エフェクターであるディレイについて書かせていただきました。
どんな楽器にでも使うことができるからこそ、しっかり理解しておきたいエフェクターです。
ここまで読んでくれた方でしたらきっとディレイを使いこなすことができるでしょう!
是非、あなたの曲などにもディレイを加えてみて楽曲をグレードアップさせてみましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!