こんにちは!テトラです!
今回は「コンプレッサーについて詳しくなろう!」と言うテーマで記事を書かせていただきます。
DTM以外にもギターやベースなどのエフェクターでも定番のコンプレッサー、上手に使えていますか?
DTMでは必ずと言っていいほど使用されます。
この記事さえ読めばあまりコンプレッサーについて理解できていない人でも必ず理解できるようになります!
コンプレッサーについて「もう知ってるよ!」って方も復習をするつもりで読んでみてください!
コンプレッサーとは?
音を圧縮すると言うのは、ある一定以上の音量を超えたものには音を小さくし、一定以下の音量であった場合は音量を大きくすると言うものです。
リバーブやディストーションなどと違って、音色が変わるわけではないわりにたくさんつまみがあるのにどこをいじっても変化がわかりにくと思います。
ですが、各つまみの効果などを理解した上で聞いてみると今まで感じなかった変化がわかってくると思います!
僕のお勧めコンプレッサー
僕がお勧めするコンプレッサーはCLAシリーズの「CLA76」です。
CLAとは、Chris Lord-Algeさんが監修したエフェクトプラグインのことです。
Chris Lord-AlgeさんはOK ROCKなどのミキシングを担当しているエンジニアさんです!
そんな方が監修したエフェクトプラグインこそが「CLAシリーズ」になります。
「CLA76」の「76」と言うのは1176と言うFETタイプの名機コンプレッサーのことです。
「CLA76」はFETタイプのコンプレッサーなので、どんな楽器にも使用できる万能コンプレッサーです!
「CLA76」はWaves horizonに付属されています!
なぜコンプレッサーを使うの?
音量バランスを揃える
意図しないので音が大きいところと音が小さいところが目立っていると少しかっこ悪いですよね?
そんな時にコンプレッサーを使って音量を整えます。
僕はエレキベースを弾いたりするのですが、よく言われるのは、「コンプレッサーを使って練習すると下手になる」です。
ベースというのは音量を均等にし演奏することが多い楽器ですからね。
音圧を上げる
音量を揃えることで今まで音が大きくなっていた部分が圧縮できます。
つまり、圧縮した分全体の音量を上げることが出来ます。
音圧を上げることで迫力のある音に変わるでしょう!
アタックとリリースを変え、音の雰囲気を変える
ベースやドラムのキックなどで、アタックを圧縮させない設定をするとアタックを抑えた時に比べて攻撃的なアタック感のある音になります。
もちろん、アタックを抑えると優しめな音になります。
各パートの音をまとめる
バス・コンプレッサーなどと言った全体の音をまとめるのに適しているコンプレッサーで全体の音をまとめます。
自分の作った曲のテンポなどに合わせてアタックやリリースをいじってみましょう。
コンプレッサーの前にイコライザーをかけておくといいかもしれません。
サイドチェイン
少し複雑な機能になりますが、とても便利な機能です。
サイドチェインとは、外部からの信号をコンプレッサーがかかるタイミングで送るようにするものです。
よく使われるのは、ベースに入れたコンプレッサーをサイドチェインにし、ドラムのキックがなるタイミングを信号にします。
すると、ドラムのキックがなるタイミングだけコンプレッサーが働きベース音が抑えられます。
こうすることで低音の重なりを軽減することが出来ます。
各つまみの効果について
スレッショルド
定めた音量を超えた音にのみ反応し音量を調節するためのものです。
つまり、ここが基準になるように音を抑えて!という意味です。
注意しなくてはならないことは、スレッショルドで定めた音量を超えた音には音量を抑える機能が働きますが、音量が下回る場合は何も働きません。
レシオ
レシオとはスレッショルドで定めた音量を超えた音をどれくらいの比率で抑えるのかを設定するものです。
2:1で設定した場合、「スレッショルドで定めた音量から超えてしまった分の1/2を抑えます。」という意味になります。
機材によってはレシオが2の時に2:1を表しています。
アタック
レシオで設定した比率を圧縮させる時間のことをアタックと言います。
コンプレッサーが圧縮し始めるまでの時間のことですね。
アタック値が大きければ音の立ち上がりが残されるので元音の輪郭がはっきりして音が前に出てきます。
反対にアタック値を小さくすることで音の立ち上がりを圧縮し、前に出過ぎてしまっていた音を抑えることが出来ます。
リリース
圧縮しスレッショルドで定めた値より下回った時にどのくらいの速度で圧縮をやめるのかを設定します。
リリースを早めることでその分、元音に戻る速度も速くなります。
そうすることで余韻を伸び、音が伸びているように聞こえます。
リリースを遅くすると余韻が減り、音の伸びも短くなります。
ソフト・ニー / ハード・ニー
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、レシオのようなものです。
ソフト・ニーはスレッショルドで定めた音量付近でレシオの値まで徐々に音を圧縮していき、スレッショルド付近の音の圧縮を自然に行います。
ハード・ニーはスレッショルドで定めた音量になると一気に圧縮率が切り替わります。
ゲイン / リダクション
圧縮して音量が小さくなってしまっている場合はゲインを上げて音量を上げます。
パラメーターがついているものでしたらコンプレッサーでどれだけ音を圧縮したか見ることが出来ます。
音量は、コンプレッサーの電源をオンにしたときとオフにした時の音量が均等になるようにします。
コンプレッサーは音の変化が分かりにくい?
リバーブやディストーションなどと違い、コンプレッサーは音圧などを調整するもので各パラメーターをいじっていても変化があまり感じられないかもしれません。
そんな時は、極端に数値を振り切ってみて音の違いを理解してから自分の好きな設定にいじったほうがいいかもしれません。
まとめ
今回はDTMを行っていく上で必ずと言っていいほど使用される「コンプレッサー」について書かせていただきました。
確かにコンプレッサーは音の変化が分かりにくいですが、コンプレッサーを使用している時と使用してない時では大きな差が生まれます。
そんなコンプレッサーを是非使いこなしてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!